広く浅くで大惨事

ジャニーズとお笑いと特撮とプロレスの4ジャンルを兼任していたらこんなことになりました

よしもとのお笑いライブチケットの買い方を今一度まとめてみた

このブログでいろんなジャンルについて無尽蔵に書き散らしたかいがあったのか、最近ありがたいことに「お笑いのライブに行ってみたい」と言って頂く機会が増えました。しかしそう言ってくださる、お笑い以外のジャンルのオタクの方からすればよしもとのお笑いライブのチケットの取り方はわかり辛いそうで……。せっかく興味を持って頂いたのですし、今一度よしもとのお笑いライブのチケットを購入する方法をまとめてみたいと思います。

注:今回説明するのはあくまで「よしもとの」お笑いライブのチケットの取り方です。吉本芸人が出演しているライブだったとしても、ライブの主催が吉本でない場合は購入方法がまた変わってきます。あと当然公式のガイドではないので抜けや誤りがあると思います。詳しくはチケットよしもとのHPを見てください。

 

①プレイガイドでチケットを取る

これは他のジャンルと何ら変わりないので割愛。ただ私は吉本主催のお笑いライブに行くならこれはあまりお勧めしない。わざわざ使わなくて良いです。

②チケットよしもと

おそらく他ジャンルの方がよしもとのチケットを購入する際にとまどう一番の理由はこれです。吉本興業はチケットよしもとという専門のチケット販売サイトを持っています。前はぴあに委託していました。ぴあに年間三億円払うのが嫌になったらしい。

チケットよしもと

チケットよしもとも一般的なプレイガイドとあまり変わりありません。一つ注意なのが、チケットよしもとはよしもとのファンクラブ会員のためのチケットサイトという前提なので、チケットを買うには先に「よしもとID」というファンクラブに登録してからチケットよしもとに会員登録をする必要があるということです(ただしラフピーというアプリを使えばチケットよしもとに登録する必要はありません)。それと吉本主催ではないライブだとこのプレイガイドではチケットがとれないことがあります。

よしもとニュースセンター : 「ラフピー」アプリ→チケット購入について

ネット以外にも電話注文や劇場の窓口購入などの方法もあります。

 

よしもとIDにはよしもとIDメンバー(無料会員)とプレミアムメンバー(有料会員)の二種類があります。だいたいのライブで無料会員と有料会員それぞれに先行販売があるのでこれを使うと普通に良い席がとれます。小さい劇場だと最前列は芸人さんと近すぎて首がもげそうになることもあるのですが。ただし超人気の芸人さんの公演だと先行がプレミアム会員のみだったり、先行に外れることもあるので一概にはいえません。それと吉本は基本的にマネージャー一人で若手芸人を数百人かかえることがざらなので公式がライブのお知らせをしてくれるとは限りません。ライブの情報は芸人さんのTwitterで把握するのが一番です。

 

あとチケットよしもとでチケットを買う場合、チケットの受け取り方法を「劇場発券」にするとお得です!!!!!チケット発券手数料がゼロだよ!!!!!

 

私はこれを言うためにこのブログを書いていると言っても過言ではない。高額なチケット発券手数料を支払う事に対して「ぴ○許さぬ」とつぶやいている他ジャンルのオタクの方を見ていて「劇場発券にすればよいのに」と何度思い、そして他ジャンルのライブに参戦する際に何度この手数料の高さに白目を剥いたことか。

よしもとの自社劇場には独自のチケット発券機が備え付けられています。開演前にチケット購入確認メールに記載されている番号を入力するか、チケット購入時に使ったクレジットカードを機械にスキャンすることでチケットを発券することができます。

ただしこれも例外があって、よしもとの自社劇場でやるライブにしか適用されないこと、よしもとの自社劇場でもこの発券機がないところもあるので注意が必要です。例えばよしもと漫才劇場のチケットはお向かいのなんばグランド花月のエントランスにある機械で発券しなければなりませんし、道頓堀ZAZAは吉本御用達ではあるものの自社劇場ではないのでこのオプションは使えません。チケット購入時の必要事項入力画面をよく見てみてください。

 

基本的にチケットはチケットよしもとで買う!以上!って感じなのですが、ちょっとのっぴきならない事情があるときもあります。

ライブの中には芸人さんにチケットを売りさばくノルマが課せられているものがあります。主にネタバトルのような、若手芸人がネタを披露して他の芸人さんと順位を争うものがそうです。少クラみたいな感じなんだけど明確に順位がつけられるライブ。そういう時は芸人さんのノルマをクリアすることが大切なので、できれば芸人さんから直接買って頂けるとお笑いオタクとしてはありがたいです。

ただこれ、お笑い独特のルールだからわかりにくいんですよね!

という訳で以下に応用編として芸人さんから直接ライブのチケットを購入する方法を記載しております。

応用編①:手売り

読んで字のごとく、芸人さんから直接チケットを売ってもらうやり方。だいたいライブの前後に劇場のロビーや建物の外で芸人さんが「○○のチケットもってまーす」とウロウロしているので、必要な枚数を言ってお金を渡せば良いです。中には談笑をしていたり出待ちをしているお客さんに対して直接売り込みをかける芸人さんもいます。お目当てのライブなら嬉しいですが、行けないライブに対して売り込みをかけられると好きな芸人さんでもただのキャッチと化すので、私は未だにこのケースの対処方法の正解がわからないでいます。私は一度推しの売り込みをガン無視したことがあります(笑)

手売りをする際はライブのエンディングでアナウンスがあったりやツイートがあったりするので、ふらっと買ってみると楽しいです。芸人さんに余裕がある時は購入したあとにサインや写真撮影に応じてもらえることもあります。

応用編②:置きチケ(置きチケット) ※主に関東のライブのみ

これはチケットの取り置きを指します。芸人さんのTwitterで「○○のライブは置きチケを承ります」と告知がされる場合があります。その際は「(予約したいライブの名前)のチケットを(予約に使いたい名前)で〇枚お願いします」とリプライしましょう。そうすると当日に注文したとしても前売り料金でチケットを購入することができます。ライブ当日に「(置いてもらったライブの名前)のチケットを(置きチケをお願いした芸人さんの名前)さんに〇枚お願いしている(芸人さんに伝えている名前)です」と劇場窓口の方に伝え、料金を支払えばチケットを受け取ることができます。

 

ただしこの応用編の方法は芸人さんにとっては手間がかかるものですからすべてのライブに当てはまるものではなく、これらを受け付けずにプレイガイドで買うことを要請しているものも多いです。芸人さんと触れ合いたいがためにプレイガイドでの購入が優先されるべきライブに対しても手売りで購入しようとする方がいますがそれは避けるべきです。

ですからお目当ての芸人さんに、行きたいライブのチケットはチケットよしもとで買うべきか直接買うべきかTwitterでお尋ねしたほうがベターだと思います。

(お笑いオタがTwitterに依存する理由がおわかりいただけただろうか……)

 

とまあざっと書いてみましたが、別に難しく考えずにファミポートで買うとか劇場窓口で買うとかでもいいんです!ただお笑いは国内有数の気軽に見に行けるエンタメなんだから、チケットも気軽に買えるようになればいいなと思ったので今回書いてみました。

チケット代1500円のライブも沢山あるのがお笑いの魅力なので、ぜひともふらっと劇場に足を運んでみてくださいな!

以上、お笑いといろんなジャンルを掛け持ちしまくって首が回らなくなっているオタクがお伝えしました!

 

4ジャンル兼任オタク、遠距離恋愛で浪費する

オタクの生態ほど面白いものはない。だから「悪友」が同人誌として発売された時は真っ先に購入したし、今回「浪費図鑑―悪友たちのないしょ話―」として商業誌化されたものも手に入れた。

 

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

 

 

私はジャニーズ(岡本圭人後藤泰観)、お笑い(御茶ノ水男子)、特撮(ニチアサと牙狼)、プロレス(ドラゴンゲート)の4ジャンルを兼任しているオタクなので、自分が好きなジャンルの話には頷くばかりだったし、逆に「コスメカウンターで浪費する女」など自分が通ったことのないジャンルには目からうろこが落ちた。

Amazonのレビューを読んでみると「ネットのブログでも読める程度」だという批判もあったのだが、お笑いオタクとしては「ロザンで浪費する女」が収録されたことがとても嬉しかった。浪費図鑑以前にもオタクの生態を描いた漫画や小説は複数あったけれど、お笑いは毎回飛ばされていたからだ。

お笑いというジャンルではブログに公演のレポを書いたり評論もどきの語りをする文化が死滅してしまっている。ファンが減った、一部の芸人さんがレポ禁止令を出してそれが他の芸人のファンにも広まった、芸人さんがエゴサや引用RTをしすぎてファンが感想を書きづらい、など思い当たる理由はいくつかある。なので今回商業誌という形でお笑いオタクが紹介されたたことはレアケースであり、これこそネットでは見つからないものだった。それに他ジャンルの方の「自分語り」はよっぽどバズってるものを除けば同じ趣味を持つ人しかフォローしていないTwitterには流れてこないし、いろんなジャンルの話を知れるのが紙媒体ならではだと思った。

その一方で、私みたいにいろんなジャンルを掛け持ちしているオタクはこうした「一ジャンルに浪費するオタク」の生態を描いた本には出られないなとも思った。事実、同人誌版のアンケートにも自分の浪費エピソードを書くのはやめてしまった。一つのジャンルにかけるお金は低く、現場も基本的に一公演に対して一回しか入らないためだ。

 

今回、せっかくなので4ジャンルを掛け持ちしているミーハーオタクがどんな活動をしているかも記載してみることにする。

基本的にお金を使っている額の大きさは

ジャニーズ>お笑い>プロレス>特撮 だ。

Hey!Say!JUMP はCDやテレビ出演などで話題に事欠かない一方、ファンクラブ会員数とライブのハコが壊滅的に見合っていないので年に1回のコンサートも1公演入れたら御の字という状況。お笑いで推している御茶ノ水男子は1公演2000円という単価の安さは魅力的なのだが関東にしか現場がないというデメリットを抱えている。

またプロレスは推し団体が関西を拠点にしているので現場に行く機会は保証されているがお金も時間もかかるし、プロレス団体は巡業をするので地元に来るときに限って他ジャンルのイベントと被ることが多い。特撮はテレビで毎週放送があるという手軽さはあるものの、変身グッズの購入や年に何度も制作される劇場版の観賞、トークショーの参加などお金を落とす機会がたくさんあるためバランスを考えないとあっという間に有り金を持って行かれる。

という訳でそれぞれのジャンルにデメリットはあるのだが、私はこれを他のジャンルで補完するような形でオタク活動を行っていた。

これだけ好きなものが多いと浪費がすごそうだと思われるかもしれないが、自分は実家住まいで遠征をすることを制限されていたので、どのジャンルに対しても関西を拠点にして細々とオタク活動をしていた。これまでは。

ところが去年、彼氏ができてしまったのである。関東在住の。

これまでは東京への遠征も年に1、2回程度だったのだが、彼氏に会いに行くためならば2カ月に1度東京に行っても親からとがめられなくなり、一気に拍車がかかった。現在は各ジャンルのライブスケジュールをチェックし、一番沢山ライブに行けそうな日に合わせて東京に行っている。特にお笑いに関しては、ファン7年目に突入してやっと御茶ノ水男子のライブに行けたことが嬉しくてたまらなくなり、そこから彼氏に会いに行くたびに御茶ノ水男子のライブを観ることがやめられない。

また彼氏は特撮のガチヲタなので、特撮芸人のトークライブ(吉本ヒーロータイム)やアクションつながりでプロレスに連れて行くとめちゃくちゃ楽しんでくれる。オタ活はデートにもなり一石二鳥なのだ。デートという免罪符までついてしまえばさらに活発に現場に足を運んでしまう。これが可能なのは彼氏が私よりも重度のオタクだからということもあるのだが、その分彼氏はびっくりするほど現金を持っていないので、彼氏の懐事情まで計算しないとデートの予定が大幅に狂うことになる*1

という訳で4ジャンルそれぞれにかけるお金が大幅にアップしてしまった。もちろん東京に行く一番の目的は彼氏と会うためなので、交通費と彼氏と普通にデートをするための費用が上乗せされて今まで生きていた中で一番の金欠に晒されている。

(ちなみに遠距離恋愛をしていると普段会えないぶんデートの時にものすごくはりきってしまって出費がすごいことになるよ!)

 

いま手元にはこれから行く予定のライブのチケットが5枚あって、ぜんぶジャンルが違うものだから恐ろしい。ミーハー気質だからメインではないジャンルのチケットまで取ってしまっている。

私は自分のことをある種「多重人格」だと思っていて、どれか一つのジャンルのオタクとしての人格が強く表れているときは「なんで他のジャンルのチケットをこんなにも取っているんだ……」と後悔するのだが、後々になって「あのときチケットを取っていた自分ナイス!」と別ジャンルのオタクとしての人格が顔を出すのでやめられない。

加えて好きな人同士が共演するだなんてことがあれば鳥肌が立つほど興奮する。特にこの夏行われたテレ朝夏祭りでは御茶ノ水男子しいはしジャスタウェイ氏が「仮面ライダーエグゼイド」キャストトークショーのMCを務めるというミラクルが発生し、現地でエグゼイドファンの皆さまが「ジャスタウェイ」とコールしてくれた時には泣きそうになった。

 

nanayanyade.hatenablog.com

 

一つのジャンルに集中してお金を使わないだなんてオタクじゃないと思われるかもしれない。

 けれども私のブログのタイトルである「広く浅くで大惨事」、こういう浪費の仕方もあるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

*1:デート代は折半にしています

バラエティ番組で岡本圭人と組んでほしいお笑い芸人を兼ヲタがプレゼンしてみた

いただきハイジャンプの岡本圭人ソロロケ回がついに終わりました!単独ロケにしたことによって岡本圭人という人間の優しさとそこに潜む狂気が確認できて本当に面白かったです。感想はいろいろありますがそれは他の担当の方にお任せします。私はお笑いとジャニーズの兼ヲタだからこそできる岡本圭人の応援として、岡本圭人にぴったりな芸人さんをプレゼンすることにしました。

 

岡本圭人と芸人を組み合わせる必要性について

圭人くんってバラエティ的にもめちゃくちゃ「美味しい」存在だと思います。当たったときの爆発力がすごいし英語ネタなどは伸びしろがあります。しんどい目に遭わせれば遭わせるほど面白くなる。ファンは心配するけど。お笑いヲタク7年やってるんだから断言します。しかしその一方、いきなりバラエティ番組に出るには少し難しい人材であることも理解しています。優しいがゆえ前に出ないし、いざ前に出るとド天然。伊野尾さんみたいに単身しゃべくりに乗り込め!と言ってもかなり無理があります。

ではどうすれば良いかというと、圭人くんを「調理」する人間を置くこと。圭人くんの良さと面白さを引き出せる人間、つまりMC的役割の芸人さんと組み合わせることによってバラエティとしてきちんと成立させることができるはずです。これが今回の記事を書く趣旨です。あと、業界の方が圭人君を番組に出そうと思ってもどう扱えばよいかわからないと思うので、ご参考にしていただく資料としての意味合いもあります。

そういう訳で今回はお笑いとジャニーズの兼ヲタである私が、岡本圭人バラエティに出る際にぴったりの芸人さんをプレゼンします。

 

なお今回のプレゼンにあたり、以下の条件を設定して芸人さんを選びました。

 ①ツッコミが厳しくない人。優しく対応してくれそうな人。

理由:圭人君が委縮しては意味がないので

 
②これからMCとして活躍しそうな人
理由:大物MCさんとの組み合わせならお笑いヲタでなくても考えが浮かぶだろうし(同様の理由で今回はオリラジ除外)、せっかく若手芸人ヲタなので新しいアイデアを提供したいから。また、お笑い界は現在少数のベテランが台頭して若手芸人がMCとしてテレビで活躍する場がないので、圭人くんの持つジャニーズパワーが若手芸人にとってのメリットになるから。単に若手芸人の活躍する姿が見たいという欲もある(笑)
 
前置きが長くなりましたが、いよいよ芸人さんを発表したいと思います。下に進むにつれマニアックになります。
 

澤部佑(ハライチ)

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圭人担さんからの推薦を多数受けノミネート。とにかくツッコミが優しい。相葉マナブや初耳学でジャニーズとの共演実績多数。また関西では探偵ナイトスクープの探偵に就任し、黒船が来たと関西芸人を震撼させました。従って素人さんと絡むスキルは一級品で(もっと前ならキャンパスナイトフジもやっていた)圭人くんが多少事故ろうが上手く処理してくれるであろうという安定感があります。私の知る限り欅坂の番組くらいでしかMCをやっていないので、ぜひ番組MCとして圭人くんをロケに出してその様子をニコニコ眺めてほしい。個人的にはデビュー二年目でM-1の決勝に行ったくらいなので優等生のイメージがあります!

 

②パンサー

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パンサーは吉本所属のトリオ。元いいともレギュラー。よく華があると言われるけれどこの三人の真価はバランス力の高さ。尾形さんは仙台育英高校中央大学のサッカー部主将で体を張った企画の常連。ツッコミの向井さんはバランス力の鍵で若手にしては珍しくテレビでのMC経験が豊富。ナカイの窓のアシスタントMC。菅さんはパンサーのブレインでロキノンやアニメなどのサブカルに強い。三人のキャラクター付けをはっきり分けているので汎用性が高く、どんな番組にも合う最強のオールラウンダー。芸歴がほぼ同じなので将来的にはJUMPとパンサーが嵐と平成ノブシコブシのような関係になってくれることを期待しています。

パンサーの良いところはJUMPが苦手とするテレ朝に強いということです。彼らの出世作「333(トリオさん)」はテレ朝制作で関ジャムのプロデューサーが手掛けていましたし、ロンハー、アメトーーク!!の姉妹番組です。

オールラウンダーなのでどんな企画にも合うのですが、ぜひとも街歩きの企画などで様々な体験をしてほしいです(圭人くん入れてゲームパンサーを復活させれば良いんじゃないかな……)。

 

③光永

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圭人くんより後輩。フジテレビのモノマネ番組で山田涼介のモノマネをしている人と言えばピンとくる方もいるはず。実は本業はモノマネではなくピン芸人。おまけに彼女もまた、二世芸能人です。お父上は大阪の漫才師ケツカッチンの高山さん。若くして芸能界入りをしたので芸歴も年齢も近く、二世という共通点もあるので相性がとても良いと思います。彼女の何がすごいかというと、天真爛漫さとアクロバット、演技力と三拍子揃っていること。もし男性だったならジャニーズに入っていたはずです。さらに尊先が香取慎吾くんというのもファンにおすすめしたいポイント。フジテレビの廊下で転んでしまったところを香取さんに助けてもらったらしいです。現在おはスタのレギュラーを務めるだけあって子供への対応も抜群なので、その愛嬌と圭人くんの英語力を組み合わせて子供番組に出てほしいです!あと2人で体当たりロケに行くのも面白そうだと思います。

 

 

nanayanyade.hatenablog.com

 

光永ちゃんについては過去に記事を書いているのでよろしければどうぞ。

 

最後に:岡本圭人担のひともそうじゃない人も

ひとまず三組をご提案させて頂きました。どの人と組んでも相性がよさそうだし可能性がいろいろ見えてきて兼ヲタはワクワクしています。

特番の制作には半年くらいかかると言われています。現在は六月。つまり年末年始番組の制作が始まっていてもおかしくはありません。

この時期だからこそ岡本圭人担の人もそうじゃない人も、あったらいいなと思う番組や出演者を発信してみてください。

もし本当にこの組み合わせが実現すればこの上ないです。

 

推しを夏のテレビ番組に出演させたいならステマを始めるのは今でしょという話

あけましておめでとうございます!年末はジャニーズカウントダウンを生放送で見られてとっても楽しかったです。特に年男パートでの岡本親子の共演には大興奮でした。

酉年の皆さんを見てぼんやりと沸き起こったのは「今年は自分の応援する岡本圭人に売れてほしいなあ」という感情でした。

 

去年の12月の頭、たぶん年末番組のラインナップが発表された頃、TLを眺めていたら「この年末番組に推しが出てほしい!」というツイートをよく見かけたんですね。

でもそれを見てふと、テレビ関係の知人が「年明けにはもう夏の特番の打ち合わせが始まる」とつぶやいていたことを思い出したんです(※もうずいぶん前のツイートなので定かではありません)。

今からもう夏の特番?と思う方も多いと思うのですが、確かにざっとテレビ番組のプロデューサーさんの普段のツイートを見ると、特番の企画打ち合わせって番組が放送される半年前くらいから行われているようです。

加えて制作番組のホームページを見ると、キャスティングというのは企画と同時にされるとのこと。

つまりキャストが決まるのはその番組が放送される半年前ということになります。

express.co.jp

 

私はああしまったと思いました。圭人くんに語学番組に出てほしいという多くの圭人担が抱く願望をかなえるためには、秋くらいからステマをしていないといけなかったのです。

 

私はお笑い芸人のオタクもしているのですが、彼らの話を聞いているとエゴサーチは業界の人にとっては今や当たり前のことなのだと実感させられることが多くあります。もちろん事務所の力も大いに関係しますが、我々オタクが推しについて書いているものもそれなりに効力がある訳です。

となると我々オタクも、番組制作陣に効果的なステマをしたいのなら、その方たちのスケジュールに合わせたプロモーションをしなければならないのではないでしょうか。

つまり私たちが今ステマ記事を書くならば、夏の番組に照準を合わせたほうが良いということです。

 

こんな真冬に夏の番組なんて考えられないよ!と思うはずです。ここからは本当に適当な想像なのですが少し考えてみました。

バラエティはだいたい春と秋に始まるものが多いので、今ステマするなら夏の特番の出演を狙った方が良いと思います。

ざっと調べてみると音楽番組ではFNS歌謡祭やMusic Dayなどがあります。また、夏ならば心霊番組、リゾート地での旅行番組などがあるでしょう。

そうなると推しをステマするときに使えるアピールポイントは心霊番組や心霊どっきりに対して良いリアクションができることや、水泳などのマリンスポーツができることだというふうになります。

 

あれ……?

心霊番組に対しての良いリアクション……?マリンスポーツができる……?

もしかして:高木雄也

 

すいません、本当にこんなつもりじゃなく書き始めたんですが、なぜか高木雄也を推すなら今でしょ!ということになってしまいました!

番組のみなさま高木雄也に夏の特番のお仕事ください!見た目ヤンキーですが中身はビビるとオネェになる湘南を愛する海の男です!

岡本圭人も夏のリゾート地での英語通訳にいかかですかね!ね!)

 

まあでも雄也君に限らず、どの推しに対しても「今より半年後の番組に向けてステマをする」ということを意識すれば良いと思います。

大事なのは番組を作る人の立場になってステマの戦略を練るということです。

とんでもなく尻切れトンボになっていまいました。

ですがインターネットで拝見する皆様のステマは本当に素敵なものばかりなので、それがみなさまの推しの出演に繋がってほしいなと思っております。

以上、テレビっ子のオタクが考えた効率的なステマの戦略でした!

御茶ノ水男子はオタク界最強のお笑いコンビかもしれない

あなたはこんな経験ありますか?

「今までいたジャンルに加えて新たに好きなジャンルができたけど、もともといたジャンルの推しがそこのガチヲタだった」

私はあります。

 

ブログやTwitterで公言している通り、私はミーハーです。ミーハーが高じて今年はしきさんの #おたく楽しい Advent Chalendar 2016 に参戦させていただくこととなりました。私の担当日は23日、お題はプロレス団体のドラゴンゲートなのですが、予想外にお笑いオタクとしての熱が再燃しまして。ドラゴンゲートについてももちろん書かせていただきますが、その前に飛び入りで私がミーハーになったきっかけであるお笑いコンビ「御茶ノ水男子」について語らせてください!

 2017年7月24日:ライブ名が変更されたので修正。その他最新の情報も追記しました。

御茶ノ水男子とは

 

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2006年NSC*1入所、2008年にコンビを結成した吉本興業所属のお笑いコンビ。東京NSC12期で同期はジャングルポケット渡辺直美ジェラードンなど。略称は御茶男(おちゃだん)。テーマカラーは白と黒(色白と色黒のコンビなので)。コントのイメージが強いけど漫才もする。

 

しいはしジャスタウェイ(写真右、ボケ)

色白のほう。1981年7月20日生まれ。

名前からお察しの通り銀魂の大ファン。そして私が特撮ヲタになったきっかけの人。

JACスーツアクター*2V系バンド「sinners」のローディー*3を経て芸人に。

これらの経歴を活かしジャンプ作品を扱う番組「特捜警察ジャンポリス」で銀魂の実写化を担当し、坂田銀時役として殺陣を行った。

殺陣がめちゃくちゃ上手いのになぜか極度の運動音痴であり、アメトーーク「運動神経悪い芸人」で世間をざわつかせた。

特撮が大好きすぎて「ミュージカルテニスの王子様テニミュ)で跡部役をやった俳優はその後仮面ライダーに出ている」という法則を発見し、青田買いのためにテニミュゲネプロを見に行ったほど。

7/24追記:実はこの話には続きがあり、ゲネプロを見に行った際にまだ仮面ライダー鎧武への登場が発表されていなかった青木玄徳氏の出演をうっかり予言してしまい、業界の人から情報漏えいを疑われるというハプニングがあったのです。

アメトーーク仮面ライダー芸人」には二回とも出演。仮面ライダー芸人に出るときは毎回今までの作品を総ざらいするそう。また特撮作品の出演者を招いてトークショー(後述)をしており毎回人気である。

 

twitter.com

 

7/24追記:なんと、「テレビ朝日六本木ヒルズ夏祭り SUMMER SUTATION」で行われている仮面ライダーエグゼイドトークショー&主題歌ライブ」のMCにしいはしさんが抜擢されました!見に行かれる際にはぜひMCにも注目してみてください!

www.tv-asahi.co.jp

 

おもしろ佐藤(写真左、ツッコミ)

色黒のほう。1984年3月25日生まれ。最近はさらに黒くなっている。

中学生の時にもののけ姫のサンに惚れたことから「宮崎駿のおっかけ」になり、オープン当初のジブリ美術館前で入り待ち出待ちをし、通りがかった鈴木プロデューサーと写真を撮ってもらったという逸話を持つ。

芸人になる前はアニメーターの職に就いており、「NARUTO」「BLEACH」「ハウルの動く城」などに関わる。

顎の力が強靭でレンガくらいのものなら噛み砕いてしまう。

ジブリの他にもアメコミ(特にバットマン)やファッション、人狼など趣味が多い。

ご本人はどの趣味を推せば良いかわからないと仰っているけど個人的にはアメコミ映画の公開が続くのでアメコミを推せば良いのではと思っています。ちなみに「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」が上映された時にはオリコンさんの方でプロモーションを行っていました(後述)。オリコンさんいつもありがとうございます!!!よろしければ来年のジャスティス・リーグの時もお願いします!!!!

余談ですがこう見えて女装すると可愛く、一部のオタクを震撼させました。

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twitter.com

ファンだから麻痺してたけど改めて書き出してみると二人とも経歴が凄い。

ネタもオタク要素満載

芸人さんは舞台でネタを頑張って地位を築く人と趣味や特技を活かして注目される人とに大きく分かれると思うのですが、御茶ノ水男子はどちらかというと後者です。でもネタをおろそかにしている訳ではありません。ネタもオタク要素をふんだんに取り入れたものになっています。

まず、御茶ノ水男子が最初に注目されたきっかけはBLコントでした。

地雷臭を感じたあなた!ブラウザ閉じないで!これが意外とよくできてるから!

ご本人曰く池袋の乙女ロードでBL漫画を買って研究したらしいです。最近はさすがにやってません。

 


20100804 御茶ノ水男子

 

他にもヒーローショーで培ったアクションやアメコミの知識を活かしたコントなどをしています。また、もう映像が消されてしまってないのですが、バンギャ*4を描いたコントをするなど自分たちの好きなものだけでなくファンやファン心理を題材にしたものもあって、毎回その観察眼にびっくりします。先月のライブで披露していた新ネタは「もしも漫才にV系要素を取り入れたら」というもので、V系に詳しくない私でもV系バンドあるあるが盛り込まれたネタに笑ったのでどこかの劇場でやってほしいです。

 

どんなコンビか

御茶ノ水男子の2人は見た目だけでなく性格も正反対。

佐藤さんは曲がったことが大嫌いで目上の人とでも喧嘩をするような熱血派。相方のしいはしさん曰く少年漫画の主人公タイプで桜木花道のような人。

対してしいはしさんは「人見知り」と自分のことを分析しており、戦隊ヒーローのブルーや二号ライダーのようなサブリーダーをすることが好きなタイプ。

ですので亭主関白なコンビと思われがちなのですが、佐藤さんは背もたれのない椅子に座って真後ろに倒れるくらいド天然(どこの藤井流星だ)なのでしいはしさんに上手くフォローしてもらっていて、むしろ尻に敷かれています。(とはいえしいはしさんもド天然)

でも佐藤さんが前に出てこそ御茶ノ水男子は本領を発揮できるので、本当に良いバランスで成り立っているコンビなのだなと思います。

また、彼らが無限大ホールという劇場で人気が出始めたころ、そこにはピースや平成ノブシコブシチーモンチョーチュウLLR、ライスやパンサーなどAGEAGE黄金期と呼ばれた絶大なる人気を誇る先輩がひしめき合っていました。早くに人気が出た御茶ノ水男子は「出来る後輩」として先輩方に受け入れられていきます。それこそライブのエンディングでその場に残っていた小道具をさりげなく片づけるなど、ジャニーズで言うところの「出来ジュ」でした。しかしそんな彼らももう芸歴10年目。いまだに先輩のファンの方にとっては若い後輩のイメージが強いようですが、今ではたくさん後輩ができましたし、また後述するライブでも安定した集客力を維持し続けています。

 

御茶ノ水男子を見るには

ここからは御茶ノ水男子を見る方法について書いていきます。

①劇場に行く

御茶ノ水男子は劇場でのライブ活動がメインですので、劇場に行くのが手っ取り早いです。最近は渋谷や新宿に加え大宮や幕張など郊外でのライブも多いです。お値段は1000円-2500円くらい。CD買うのと同じくらいの値段だよ!

 

中でも定期的に開催される彼らの主力のライブは以下の通り。

御茶ノ水男子乃話

神保町花月で開催されている御茶ノ水男子2人だけのトークライブ。2人のことをじっくり知りたいならこれを見るべし。まず最初に新ネタを披露し、後半はトークをするという形式。

 

吉本ヒーロータイム

しいはしさんが参加しているライブ。ガチの特撮ファンである芸人さんがスーパー戦隊もしくは仮面ライダーに出演した俳優さんを招き、その作品についてトークする。これまで仮面ライダーオーズ役の渡辺秀さん、アオニンジャー役の松本岳さんやトッキュウ6号の長濱慎などそうそうたる俳優さんがゲストとして出演している。

特撮が本当に好きな芸人さんばかりなので特撮ファンからの満足度が高いイメージ。もし自分の好きな特撮作品の俳優さんが出るならぜひとも参加してみては。

 

アメコミリーグ

 佐藤さんが参加しているもの。バッファロー吾郎竹若さんが発足したライブ。毎回テーマを決めてアメコミについて語る。阿佐ヶ谷LOFTで開催。

 

吉本プラモデル部ライブ

佐藤さんが参加しているライブ。プラモデルが好きな芸人さんが集まってプラモデルトークをしたり実際に作品を作ったりしている(このライブ行ったことないので詳しくはわからないですすみません……)。プラモ好きなら足を運んでみては。

 

公演検索 | チケットよしもと

とりあえず近々のスケジュールを載せますので気になったものがあればぜひ行ってみてください。

 

②ストリーミング放送・動画

よしログ

gyao.yahoo.co.jp

よしもと芸人が日替わりでトークする生放送番組。誰が出るかはランダムなので公式Twitterで確認するのが手っ取り早いです。Twitterハッシュタグをつけるとコメントを読んでくれます。

YNN

ynn.jp

吉本の動画が集まっている公式サイト。単体で買えるものと月額500円で見放題のコースとに分かれています。御茶男の動画は正直あまりないけれど若手芸人のライブをネットで見たいならここ。

Flick!On!TV

www.flickontv.jp

つい最近できたアプリ。よしもとの若手芸人を起用して様々な企画を配信するらしい。

今のところiPhone版のみ(アンドロイド版は2017年リリース予定)。しかしライブでこのアプリの告知をしていたので、これから多く出演するようです。今後地方の人が御茶男を見る場はここになりそう。早速ダウンロードしてみましたがシステムがハイテクすぎてびっくりしました……。

 

ワーナーヒーローズ特集

ワーナーのアメコミ作品の公開時にやってるもの。ORICON STYLEさんのHP上で御茶ノ水男子がワーナーのヒーロー作品(特にバットマン)について様々な企画に取り組んでいます。オリコンさん、ぜひともジャスティス・リーグ公開時にもよろしくお願いいたします!その前のワンダーウーマンもぜひ!(二度目)

www.oricon.co.jp

 

www.oricon.co.jp

 

www.oricon.co.jp

 

www.youtube.com

 

おわりに

ここからは個人的な話です。私が御茶ノ水男子を好きになってから、結構な年月が経ちました。しかし地方に住む私はことごとく御茶ノ水男子の行うライブと日程が合わず、大本命であるはずの彼らにお金を落としたくても落とせない状況が続いています。多くのお笑いライブの規模が縮小するなか、御茶ノ水男子のライブが存続しているのは、ご本人の活躍と関東のファンの方がの応援があるからです。ありがとうございます。そんな私でもできることを考えた結果、今回インターネット上で応援記事を書くにいたりました。

御茶ノ水男子、本当に良いコンビなんですよ。正反対の2人がお互いの好きなオタクジャンルを取り込んでお笑い活動をしています。御茶ノ水男子を応援していて嫌な気持ちになったことがないのは、この絶妙なバランスの良さにあると思います。私にとって御茶ノ水男子は末永く見届けたいコンビです。

もしこれを読んで御茶ノ水男子に興味を持ってくださった方がいれば、ファンとしてこの上なく幸いです。

御茶ノ水男子は楽しいよ!

 

*1:吉本興業の養成所。ここで一年間修行を積んでからデビューする。

*2:特撮ヒーローの中の人

*3:ミュージシャンに対するサポートなどの業務を行う人々のこと

*4:V系のファン

なぜゼウスは土下座をさせたがるのか

最初にお断り:時間の都合でこの記事はゼウス第三弾放送前に書きました。なので放送を見たうえでの執筆ではありません。

 

さて、今日はいよいよゼウス第三弾の放送日です。

www.tbs.co.jp

 

しかしこのゼウスという番組、ジャニーズと芸人さんが多数出る割には回を重ねるごとにどうも評判が悪い。第三弾が発表された時点でも盛り上がりに欠けていました。

この番組に関しては、PRの仕方とか(ツイッターとか)いろいろ問題点はあるのですが、ジャニーズファンの方々が特に嫌悪感を示すのが、敗者が土下座をするという点です。この番組、過去二回ジャニーズが負けており、そのたびに土下座をしています。あまりにも不評なのでいよいよやめるかと思いきや、今度は土下座する人たちに電流を流すという。少なくともジャニヲタからは不評の嵐です。

 そこでお笑いとジャニーズの兼ヲタをしている私は考えました。

 そもそも、どうしてゼウスは土下座をさせたがるのか?と。今回は前半にお笑いヲタクとしての視点から土下座の背景に迫り、後半でジャニヲタとしての視点からなぜ土下座が受け入れられないのか分析してみようと思います。

 

 TBSの得意分野

 

 

土下座の理由を説明するために知っておいていただきたいのが、TBSが特番を作るときの得意分野です。

土下座の理由に思い当たったきっかけは、ゼウスの制作者が過去に手がけた番組でした。この番組の総監督を手掛けている乾雅人さんが携わった番組を見てみましょう。

twitter.com

SASUKE」「リアル脱出ゲームTV」。これらはTBSの得意とする大がかりなセットを用いた番組です。また、乾さん担当ではありませんが「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」なども有名ですね。この番組やSASUKEはTBSの人気番組だった筋肉番付から派生したものなので、筋肉番付が現在の番組づくりにも活かされているということがわかります。(筋肉番付知らない世代いそうだな……)

 

番組のハード面について説明できたので次はソフト面であるコンテンツに移ります。

 

TBSがコンテンツとして得意なのは、「スポーツ」「お笑い」「ジャニーズ」です。(アニメも入れられそうだが本筋から逸れるしTBSよりもMBSの印象が強い関西人なので割愛)

スポーツが得意なのは筋肉番付やSASUKEなどから理解しやすいと思います。何よりTBS横浜ベイスターズを所有していました。現在でも炎の体育会TVやったりボクシング中継したりと、スポーツはTBSの強みとなっています。

お笑いはサンジャポを筆頭とした爆笑問題の複数の番組(正直ここの知識が浅いので例を出せない)や、キングオブコント(ライスおめでとう!)など多数の番組を作っていることから。近年ではめずらしく芸人さんのみで構成される番組が多く、お笑いヲタクとしてはありがたいと思っています。

ジャニーズに関しては私よりもファン歴長いオタクの人のほうがわかってらっしゃると思うけど特にジュリー班と言われていた人々とのつながりが強いです(ここに関しては他のオタクの人の記事ぐぐってくれ……)

 

TBSの得意分野は「スポーツ」「お笑い」「ジャニーズ」と巨大なセットを組んだ特大番組。これらの要素の中から巨大セットと「スポーツ」を組み合わせたのがSASUKEであり、巨大セットと「お笑い」「ジャニーズ」を組み合わせたものがゼウスなのです。

さらに付け加えると、10年ほどまえに乾さんは「DOORS」という、芸人版SASUKE(まさに巨大セット×「お笑い」)のような番組を手掛けていました。なのでゼウスはこの「DOORS」のリブート版としての背景も持っているのです。

 

他の大型番組とは違う「ゼウス」の決定的な欠点

 

ではここからが本題です。先に述べた通り、TBSは「SASUKE」や「リアル脱出ゲームTV」「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」などの巨大セットを用いた大がかりな番組が得意です。しかし、これらの番組とゼウスには決定的な違いがあります。

それは、「ゼウスは他の番組と違いオチがない」ということです。

SASUKE」「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」は個人競技ですので優勝者が決まれば番組としてきれいに終わることができます。「リアル脱出ゲームTV」は謎が解ければ終わりです(一番早く解けた方に車を贈呈していましたが)。しかし、ゼウスはいくら真剣勝負をしているとはいえ上に述べた二つの番組のような、ストイックさやアスリート要素がありません。あくまでもバラエティです。そのため芸人軍、ジャニーズ軍どちらかに軍配が上がっただけでは番組としてスッキリとしません。

そこで制作陣はバラエティ的要素で決着をつけようとします。それが罰ゲームであり、ゼウスでいえば土下座なのです。

 

土下座の問題点

 

しかしこの土下座にも問題があり、その背景に二つのことがあると思います。一つは、お笑い界における罰ゲームや土下座の価値観の変化です。例としてスーパーマラドーナという、関西の漫才師を挙げさせてください。彼らはドツキ漫才(要はたたいて突っ込みするやつ)で有名で、関西での人気もなかなかなものです。しかし彼らはすこし前、漫才文化のある関西でさえ、最近はドツキ漫才にひいてしまうお客さんが多いということを話していました。

私はここに、近年のお笑い風土の変化があると思います。これはあくまで推測ですが、いじめ問題や恐喝事件などがよく報道されるようになり、土下座や罰ゲームなどは以前よりお客様に受け入れられなくなっているのではないでしょうか。

 

二つ目はジャニーズファンのスタンスです。これはジャニヲタになってから発見したことですが、ジャニーズのファンはお笑いオタクのように推しているタレントが罰ゲームを受けてほしいとは思っていません。ただみんなが仲良くしているところが見たい。「土下座いらないから勝者がごちそう食べに行けばよい」というツイートを以前目にしたのですが、ここにジャニーズファンの思いが表れていると思います。

 

結局ゼウス制作者のどこがまずかったのか

私はゼウス制作者の最大のミスは、制作者と視聴者のニーズの違いをつかめなかったことにあったと思います。ゼウス制作者はバラエティ畑の方ばかりなので当然バラエティ的結果を追い求めます。そのバラエティ的結果も、現在のお笑い事情を反映していないものですが。しかしゼウスを見る人の大半はジャニーズファンです。視聴者はジャニーズの扱いを重視して番組を見ます。私はここに制作者と視聴者の間にニーズの齟齬があり、それゆえ土下座は大きく問題視されるようになった割には制作者はそれをやめないという構図が生まれているのではないかと思っています。

 

それではゼウスは今後どうなるのでしょうか?正直私はゼウスはまだしばらくやるだろうなと思っています。今回は触れられなかったのですが、実はTBSはいまSASUKEの海外進出が非常に好調なうえ、「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」も年始にアスリートとの対決特番が控えています。ゼウスはこれに続きたいでしょう。そのためには土下座はなんとしても改善したほうが良いと思います。私はジャニーズを起用しつつ面白いスポーツ番組にするという点では、VS嵐を参考にすればうまくいくと思っているのですが、果たしてゼウスがそうなるかはわかりません。だってゼウスはフジテレビじゃなくてTBSですからね……。

 

とはいえ兼ヲタとしては自分の好きな芸人さんとジャニーズが共演してくれるまたとない機会ですのでゼウスが改善されてこれからも続いてくれることを願っております。がんばれTBS

 

 

 

共演者目当てで「歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋」を見に行ったら濵田崇裕氏に魅了された話

それは私のアメリカ留学がいよいよ終盤に差し掛かっていたある日。ツイッターを眺めているとジャニーズWESTの濱田さんが舞台をするという話が目に入りました。しかも、脚本は福田転球さん。

「福田さんって最近は下町ロケットに出ていらっしゃったけど私はやはりマサ子の間男の印象が強いなー。キャストはやはりマサ子の間男のメンバー多い!え、というかシューレスジョーいるの!?ジャニーズの舞台にシューレスジョー!?

 

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吉本興業株式会社 芸人プロフィール | シューレスジョー

 

私はジャニーズを好きになる前からずっと芸人さんが大好きで、シューレスジョーさんはそんな芸人さんの一人です。

 

www.youtube.com

 

シューレスジョーさん(以下、シューレスさん)は青年海外協力隊の一員としてジンバブエに行ったり、小倉智昭さんのモノマネで細かすぎて伝わらないモノマネ選手権に出ていたり、はたまた先ほど述べた福田転球さんなどと「マサ子の間男」という劇団でお芝居をしていたりと、いろいろな活動をされている吉本のピン芸人さんです。

そんなシューレスさんがジャニーズと共演。これは何が何でもみたい!私のテンションは一気に最高潮に達しました。

 

※おいたんとはシューレスさんの愛称です(他の芸人さんよりも遅くに事務所入りしておじさんだったため)

いま見返したら濵の字間違ってますね。すみません……。

 

しかしながら濵田さんの初主演舞台となれば激戦だろうし、そもそも海外からの申し込みは難しい。ジャニヲタの中でも争奪戦なのに共演者用の特別選考枠など当然ある訳もない。見てみたいけれども無理だろうなあと私は最初からあきらめていました。

するとそれを知った友達が私の帰国祝いにと、自分が持っていた別公演のチケットをわざわざ交換に出してまでチケットを見つけてくれたのです。

感謝してもしきれません。持つべきものはジャニヲタの友。

 そういう訳で帰国してすぐの5月14日、私は梅田の地に降り立つこととなったのでした。

 

いざ会場に着くと客層がとにかく若い!梅田芸術劇場には何度か行ったことがあったのですが、今までで見た舞台の中でダントツに客層が若い。

が、すぐにお笑いライブと似たような客層であることに気づき、落ち着きを取り戻しました。こういうとき複数のジャンルを掛け持ちしていると楽です。

開演前には濵田さんによる出演者紹介VTRがあると知っていたので、ばっちりチェックしました。シューレスさんが特技として野球の牽制球の投げ方を披露していて*1私は本当に今から梅田芸術劇場でジャニーズの舞台を見るのか?ピクとジョー*2の間違いではないのか?と自問自答。

そうこうしていると出演者の大堀こういちさんが前説として登場し、一通りの諸注意を終えると舞台はそのままの流れで始まっていきます。

私は開演前に東京公演で濵田さんに対するキャーがとても多かったというツイートを目にしていたので、舞台を落ち着いて見られるか不安でした。ジャニーズの舞台となればお客は共演者のことなんてどうでもいいと思っているのでは?と。

 いざ濵田さんが登場すると、確かに歓声はあったものの予想していたほどに熱狂的なものではなく一安心。正直なところ、序盤は濱田さんが恋愛のシーンを演じたりアクロバットを繰り出すたび歓声があがっていて、内心「濵田さんにそこまで歓声を送るなら他の人の歌にも拍手くらいしたらいいのに……。」と一瞬だけ思ってしまいましたが。

これは私が共演者目当てだったからというのもありますが、それだけでなくどのジャンルにおいても推している人物やキャラよりも全体のストーリーを、アイドルならば所属しているグループ全体の動きを尊重して観るタイプのオタクだからだと思います。

しかし、そんなことは杞憂だったのです。共演者の方々は客席がみんな濵田さん目当てということだなんて承知で、その上であっという間に客席を舞台の世界に引き込んでいきました。

卓球で共演者同志が対決するシーンでの「残念ながら俺たちの戦いに需要はない」というメタ発言、ゲラゲラ笑ってしまうストーリー、そして忘れてはならぬホットパンツ……。

中盤からはみんな舞台すべてに魅了されてしまい、他のキャラクターの見せ場でも拍手が沸き上がるようになったのに、それでも良いシーンの時にもボケをぶっこんで来るのには思わず「もうそんなことしなくてもみんな全員大好きになっちゃったんだから飽きないよ!むしろそのシーンじっくり見させて!」と心の中で叫んでしまいました。

肝心のお目当てであるシューレスジョーさんですが、複数の役を演じていらっしゃり、出番も多いうえ*3小倉さんのモノマネまでやっていてとてもうれしかったです。特に後半ではヒロインの次男役を演じていて、あの哀愁ただよう役をシューレスさんに充てただなんてさすがすぎる……どう考えても小学生には見えないけど……と思っていました。

しかし正直なところ、シューレスさんばかりを見ていたわけではないです。

 

だって主演の濵田さん、めちゃくちゃ良かったんだもん!!!!!!!

まず何といっても歌が本当に上手い!件の友達からWESTさんのアルバムを借りていたので歌唱力が高いことは以前から知っていました。しかし生歌でもその威力は衰えない!!!なんなら生歌のほうが良い!!!!アカペラミュージカルという歌喜劇にぴったりの伸びのある歌声で、オープニング曲が始まった瞬間から鳥肌が立ちました。いまでも脳内に保存した舞台の楽曲を思い出しては一人でうっとりしています。

あと運動神経すごすぎな……。舞台で当たり前のようにさらりとアクロバットを繰り出していて、しかも回数もすごいもんだから、特撮好きの私もさすがに目玉ひん剝きました。佐野岳*4と共演してくれないかなー。

何よりも一番素敵だなと思ったのはその人柄。共演者のTwitterやブログからもそれは読み取れましたが、舞台上で共演者の皆さまが本当にいきいきとしていらっしゃりましたし、濱田さんと掛け合いをするときとっても楽しそうでした。演技ではなく、本心から。

ヘタレだけど仁義を重んじ、困った人がいれば手を差し伸べる情に熱い男。

市場三郎というキャラクターが濵田さんにぴったりだったのは、きっと濵田さんご自身が本当にそのようなお方だからなのでしょう。

 こんな素敵な方の初主演舞台なら、そりゃあ誰しも見てみたいと思うだろうなと激戦の理由に納得しましたし、ファンの皆さんは心からお芝居を楽しんでいて素敵だなと思いました。

事実、私にチケットを譲ってくださった方にも本当に親切にして頂きました。完全アウェイの客層に固まる私に対して「濵ちゃんファンなのー?」と声をかけてくださり、「実はジャニーズも好きなんですがシューレスジョーさんも好きなんです」と返事をした私に怒ることもなく「じゃあ両方見ないとあかんから大変やねー」と仰ったのには感謝してもしきれません。

共演者目当てでジャニーズの舞台を見に行くということはとても難しいことです。行けたとしても、目当ての共演者がないがしろにされている可能性だって十分あります。

しかし市場三郎という舞台は、主演、共演者、ストーリー、そしてお客さん、どれもが素晴らしかったです。これを最高と呼ばずして何と呼ぶのだ。

帰国早々とても素敵なものを見ることができ、本当に幸せな一日を過ごすことができたのでした。

長々と書きましたが、要はとーっても楽しかったです!グアム編ぜひ実現してください!

 

 

最後に、この記事をアップしようとしたところにシューレスさんがブログを更新されたので貼っておきます。ぜひ読んでみてください!

 

blogs.yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

*1:シューレスさんは青年海外協力隊時代にジンバブエで野球を教えており、現在も芸人草野球チームのピッチャーをしている。

*2:シューレスさんと、キャストサイズチャンネルのMCを務め近年若手俳優さんとの癒着交流が激しいピン芸人のピクニックさんとのユニットライブ。

*3:このお芝居、全員ほぼ出ずっぱりなので特に多かった訳ではない。

*4:仮面ライダー鎧武主演の俳優。ライダー俳優で最もアクションができると言われている。