ジャニオタ的国際交流
こんばんは。新曲のお知らせ、いのひかラジオ決定など、今週も怒涛の展開で楽しかったです。特に新曲はChau#の作家陣が特撮の主題歌を手がけている岩崎貴文さんと藤林聖子さんなのでTwitterでおおいに取り乱してしまいました。その節はすみませんでした。発売されたらこれについて語りたいなと思っています。
近況報告としましては、ジャニーズwebに入りました。来月まで入ればよかったのかもしれなかったんですが衝動的に。伊野尾担知念さんとか松島さんの文章力にニヤニヤしています。
Twitterといえば、私はジャニーズ用のアカウントを作成した当初から「JUMPが好きな外国の方とお話してみたい」と思っていました。私は国際関係系の学部*1に通っていてかつ夏から留学予定なのですが、海外の芸能に全く興味がないために日常会話で英語を全然使っていません。そこで考えたのが、外国のJUMP担さんと交流することでした。
I cannot wait next Thursday cuz I can watch Ryosuke and Keito on TV^^
— 七那(NANA) (@n7yade) March 14, 2015
精一杯頑張って搾り出した英語がこれだった……
— 七那(NANA) (@n7yade) March 14, 2015
外国のJUMP担さんにフォローしてもらおうとして呟いたのが上のものです。帰国子女とは海外に住んでいた人という意味であって、英語がペラペラという意味ではないということがお分かりいただけただろうか……!
(もっとフランクな言い方があるのでしょうがりbecause をcuzと略すのが精一杯)
ありがたいことに外国の方に早速リフォローしていただいています。こちらの英語よりも向こうの日本語のほうがとっても上手なので驚かされますし、こちらに合わせて英語のレベルを下げてくれていることが文面から感じられて申し訳なくなりますが、それでも楽しいです。言葉や文化的背景、時事ネタが相当わかっていないと楽しめないお笑いではできない交流ができるのも、ジャニーズならでは。そして世界各国にファンがいるだなんてさすがだなあと思いました。
ジャニオタさんとの英語での交流はとても良い練習になります。特に考えるのはジャニーズ用語をどう訳すか。
迷ったのは"Who do you like the most?" (誰担当ですか?)と聞かれた時です。
担当という言葉を直訳するならば take charge of なのでしょうがそれでは「責任を負う」というニュアンスになってしまいます。
しかし「my best」などと言ってしまうとそれこそJUMP年長組のことと勘違いされて「コンサートでモテたいって言うくだり面白いよねー!」と返されそうです。それはそれで嬉しいですよ!でもそれでは話がずれてしまいます。
とっさに使ったのがNo.1という言葉でした。今思えばfavoriteでも良かったですが分かってもらえました。向こうもジャニオタな訳ですし、こちらが多少間違えても理解してくださるので本当にありがたいです。
こうしてお互いにリプライを飛ばし、JUMPの話をしたり新情報を教えてあげたり*2、はたまた他の日本人のファンの方との仲介をしてみたりと、とても面白い日々を過ごしています。
特に仲良くさせていただいているのが上記のいのけと担ドバイ人の方と、高木担のオーストリア人の方。超カタコトのドイツ語でアブナイ夜会の内容を伝えられたときは謎の達成感がありました。
外国の方とお話ししてみたいけど、なかなか勇気が出ないという方は多いように思えます。でも好きな人が同じなら、その人の写真を貼りあったりするだけ、名前を羅列するだけでも会話は成立します。かくいう私も中学の文法しか使っていません。向こうもジャニーズのファンな訳ですから日本語でも結構通じます。ですので、カモナマイハウス!的なノリで一歩踏み出して話しかけてみれば良いんじゃないでしょうか。思っていたよりずっと簡単でずっと楽しいですよ!
かくいう私は高木担オーストリア人の子のために次のリトラを英語で実況する予定です。なんてったって高木さんのお誕生日に生放送出演ですからね。さあ果たしてどうなる!
せんせーションズはやっぱり特撮オタの心を刺激した
超ド新規ファンの私がこんな記事を書ける日が来たよ!
殺せんせーションズのDVDが届きました。
初回限定版にはPVと戦闘シーンのメイキングが収録されていました。
曲はCS番組やラジオで少し公開されていたので知っていた部分も多かったのですが、そこでカットされていた二番が非常に良かった!特にドクターのパートが脳内で繰り返し再生されます。声がこんなにも上手くメロディと合っていると思っていなかったので驚きでした。この部分がTVやラジオで流れないのはもったいない。
せっかくDVDを買ったので、発売前に投稿したこの記事の続きを書こうと思います。
せんせーションズが特撮オタの心を刺激してやまない件について - 広く浅くで大惨事
せんせーションズのメンバーについてはこちらをご参照ください。
上記の記事に書いたような特撮との類似点が本当にあるのかずっと気になっていたので、PVを見ることはある意味答え合わせのようでした。
まず全員で殺せんせーの前に立ちはだかるシーン、9人がずらりと並ぶだけでもうゾクっとします。名乗り*1があったら完全に日曜の朝だったんですがさすがになかった。
そこから殺せんせーを追いかける時、一瞬だけ構えてから走り出すところが特撮っぽくって素敵でした。コマンダーさんの動き見ていただければ分かりやすいかと。
せんせーションズが交差しながら通路に入っていくところは動きが綺麗ですよねー。ここは本家特撮よりも上手いんじゃないかな?と思いました。コンビネーションがさすがです。この時にドクターが壁を蹴ってジャンプするのを見て「お前は佐野岳*2か!!!」ととっさに叫ぶ。それこそ知念さんが佐野さんとゴリゴリのアクションやるところが見たいのですがどうにかなりませんか日テレさん。
殺せんせーとの対決シーンは可愛かったです。もっとガンガンに戦っているところが見てみたかったしなんなら体に火薬*3仕込んだら?と思いましたが彼らはヒーローではなく暗殺者集団でしたね。全員が武器を持っているところが見られたのが最高です。スコープ様すごい。SHINOBIのまきびしシーンはたまらないし、それを踏んづけてしまうところは特撮にもありそう。このPVのアクション監督がどなたなのかも非常に気になりました。
それとコマンダーと殺せんせーの一騎打ち!海賊戦隊ゴーカイジャーを思い出したよ!バスコとマーベラス様!刀が折れるって演出にニヤニヤしました。顔に傷メイクがあれば完璧と思ったけれど、そういや殺せんせーは一切攻撃してないんだった。
前の記事でせんせーションズについて書いたときにも触れていますが、全体の雰囲気がやはり特命戦隊ゴーバスターズに近かったです。
それを確信したのはメイキング。PVではCGが加えられていて武器がちゃんと見えなかったのですが、こちらではしっかりと(しかもファルコンJr.の通販みたいな紹介つき)映っていました。ご本人も仰っていましたが、銃のマガジンが変えられるようになっているだなんてすごいですね。メイキングの中では射撃音もていて大変テンションが上がりました。これまでせんせーションズがゴーバスターズみたいだなと思っていたのは衣装の感じが似ていたからなのですが、武器はエスケイプ*4が使っていたものを彷彿とさせました。
そう考えるとコマンダーさんの剣はエンターのやつみたい。これはは洋剣ですが。
武器繋がりで思い出しましたが、SHINOBIさんとファルコンJr.さんは今からでも遅くないので手裏剣戦隊ニンニンジャーに加入してください。現在絶賛放送中です。
意外にツボにはまったのが初回限定版のブックレット。メンバーのポーズや光の当て方を見て「あれ、これって特撮のキャラクターブックだったっけ?東京ニュース通信社*5?」となりました。メンバーと武器の解説は特撮ファンの心をくすぐると思うので、もし機会があれば見て欲しいです。
生まれて初めてジャニーズ*6のDVDを買ったのでどんな感じなのか正直不安だったのですが、蓋を開けてみれば特撮オタの私ホイホイ!って感じの内容で心配することなんて無かったです。テレビ露出が少ないのが本当にもったいない!
そしてこんなにも動けるのなら、ぜひともシアターGロッソ*7で公演をしていただきたいです。それこそ素面公演*8をやってほしい!戦隊は過去10人いたことあるから問題ないし!せんせーションズが「シアターGロッソで僕と握手!」と言っているCMを想像してしまいます。
何ならドラマ化も期待してます。ニチアサ*9が無理なら深夜でも大歓迎。暗殺教室の協賛的に見ると局はフジテレビかな?新たなヒーローとしてぜひご検討ください。
最後にステマっちゃステマなのですが、歴代仮面ライダーが総出演する映画が暗殺教室と同日に公開されるので、もしよろしければついでに見ていただけると嬉しいです。ちなみに私は友人と一日で二本見て、そのあとにこのDVDを見返す予定です。
JUMPファンの空気感が好きだ
JUMPにはまって1月半になろうとしているが、この間本当に楽しくて楽しくて仕方なかった。私がメンバーを覚え、楽曲を聴き、基礎情報をおさえて「さあこれから!」と思ったタイミングで次々と舞い込んできた新しい仕事。とてもたった1ヶ月間の出来事とは思えないくらいの怒涛の展開であり、特に宣伝ラッシュの山田さん(呼び方が定まっていないあたりが自分の新規っぷりを自覚させられる)の出演情報には着いていくのに精一杯だ。でもそれでこそハマりがいがあると思っている。
先週末はJUMPのお知り合いだとかいうせんせーションズが音楽番組出演を果たした。私の住んでいる大阪では放送が遅いためTwitterを眺めることしかできなかったのだが*1、TLの盛り上がりを見ているだけでも面白かった。特に伊野尾さんに似ているギーク様への阿鼻叫喚はすさまじかったように思う。私も今朝確認して「ギーク様ああああああ」となった。
放送後しばらくTLを遡って感想に目を通していたのだが、その中に「今のファンの一体感はすごい」という呟きがあった。私はジャニーズが好きではあったがジャニオタではなく、お笑い沼につかりながら特撮を楽しみ、いろんなジャンルにちょっとだけ手を出すというミーハーな人生を送ってきた。そんな私がJUMPに興味を持ったあとも冷めることなくガッツリとハマるようになったのは、この一体感が理由なのだと思う。そうでなければただの傍観者ではなく、一ファンとして主体的に楽しむことなんてなかったはずだ。
おじゃんぷ観て、楽しい!!!新規ハイめっちゃ楽しい!!!!!と思ってたけど以前からジャンプ担の人も楽しい!!!!!!ってなってるから単にジャンプが今すごい楽しい時期なんだろうな。
— eakon (@haco_wh) 2015, 3月 15
JUMP新規ファン向けにアンケートをとっていらっしゃったeakonさんのツイートを見て思ったのは、この一体感は新規ファンと以前からのファンが持つ「楽しい」という感情に温度差がないことから来ているということである。そしてそれはJUMPに興味を持っている人々が感じる、「こんな私がファンになって良いのだろうか」というためらいを取り去ることにも貢献しているだろう。
JUMPファンになる数年前、私はリアル脱出ゲームにハマっていた時期があった。正確に言うと、謎を解くよりもスタッフをすることにハマっていた(謎解きは才能がなさ過ぎて諦めた)。二回目に参加した「ドラキュラ城からの脱出」の大阪公演で私はメイド役として客の誘導をしていたのだが、その際ベテランのお姉さまにとにかく声を出すように言われた。スタッフが声を出して楽しそうな雰囲気を作れば、お客さんも楽しんでくれるからと。
「おもしろいかどうか」以前に、
「おもしろそうかどうか」だと思います。
僕らはこれを明確に意識していて、
「“おもしろい”より“おもしろそう”のほうがエライ」、
これを会社の合言葉にしているくらいです。
リアル脱出ゲームを手がける加藤社長の言葉がいまのJUMPファンを表していると思う。JUMPファンは今、とてもワクワクしている。JUMPの快進撃を全力で楽しんでいる。その空気感がファンでない人にも「面白そう」だと感じさせ、現在の大幅なファン増加に繋がっている気がする。
もちろんただファンが楽しめば良いという訳ではなく、JUMPが生み出すもの自体も面白くなくてはならない。しかしsmartへの評価およびウィークエンダーのジャニーズ楽曲大賞獲得を見れば、それについて心配する必要はないだろう。何よりもJUMP本人が今を楽しんでおり、そのことがファンの「楽しい」という空気感を増幅させている。つまり今という時期は彼ら自身の「楽しい」とファンの「楽しい」が見事に重なって、それが外野にも溢れ始めたところなのである。
このタイミングを逃さなかったことを我ながら褒めてやりたい。自分の場合は周りにファンがいなかったので恐る恐るJUMP沼にお邪魔したが、蓋を開けてみたら不安になることなんて一つもなかった。それどころかストレスを感じることなくファン活動ができている。
なのでJUMPに興味はあるが足を踏み出せないという方がいらっしゃったら、これだけは知っておいてほしいと思う。
JUMPファンになることはとっても楽しいよ!だからJUMPにカモナマイハウス!
*1:ちょうどその時に海外のJUMPファンの方と知り合ったのだがこれについてはまた後日
Jr.初心者が少年倶楽部を見てみた
ジャニーズを本格的に好きになって初めて少年倶楽部の放送を見ました。
しかし生まれて初めて見た訳ではありません。昔からなんとなく名前は知っていたし、高校の時の友人が安井担で、彼女にいろいろ教えて貰っている中で何度か放送を見たことはありました。このあたりがいかにもミーハーな自分らしいです。
そのためJrについても少しは知っていました。とはいえその情報の源も、安井担の友人、もともと好きで見ていたRの法則とまいジャニ、関西で送れて放送されているお兄ちゃんガチャ、気になって見てみた先週のガムシャラ、という非常に薄いものではありますが。
そんな私が少年倶楽部を見た感想を羅列してみます。
- 予想はしてたが人数多い
- 一人ひとりの名前のテロップが出るのはありがたい
- 曲名と誰の歌かも明記されててありがたい
- Jrじゃない人も出ている
- 演者の後ろにもお客さんがいる
- 演者の後ろ側は長ズボン着用義務だなんてドレスコードまであるのか
- お客さんも振りが完璧で凄い(担当しているG以外の曲も踊れる)
- ⇒少年倶楽部のお客さん精鋭部隊疑惑
- NHKホールって団扇OKなんだ
- 団扇のデコレーションがすごい
- ジェシーさんRの法則とのギャップがすごすぎる問題
- 苗字に「松」がついている人が多い
- 名前の最後に「斗」がついている人も多い
- ハーフが結構いる
- ガムシャラを1回見ただけでも結構顔と名前を覚えられている
- ガムシャラは少年倶楽部の予習に良い
- お兄ちゃんガチャで顔を覚えた人の本名がわからない
- じぐいわにコンビ名はない(別にちゃんとした名前があると思っていた)
- バカレア組にもユニット名はないのか?
- 岩橋君あざとい気がする(私はあざとい人*1を好きになる傾向がある)
- ガムシャラ見た時点で薄々感づいていたがじぐいわ気になる
録画してた少年倶楽部を再生し始めた。Jr.もちょっとずつ認識できるようになっている事に気づいて驚く。岩橋君は覚えた
— 七那(NANA) (@n7yade) 2015, 3月 7
でも演者の後ろにお客さんいることと彼女たちの振りが完璧なことはよくわからない
— 七那(NANA) (@n7yade) 2015, 3月 7
お客さんいつの間にペンラ出した!?あとまいジャニの二人がいる。まいジャニは結構見たから全員わかる
— 七那(NANA) (@n7yade) 2015, 3月 7
神宮寺さん岩橋さんってコンビっぽいけど名前ないのかな。コンビ厨としては非常に気になる二人。
— 七那(NANA) (@n7yade) 2015, 3月 8
この呟きをしたところ、多くの方から反応頂き、いろいろ教えてもらいました。じぐいわ凄い。
そしてフォロワーさんからじぐいわが気になるならwink upの対談を読んでほしいとのコメントを頂いたので、さっそくチェックしてきます。
ジャニオタさんに見てほしい漫才②
前回はエリートヤンキーのネタについて書きましたが、その後「そういやこれもあった!」と思い出したものがあったのでご紹介させていただきます。
今回ご紹介したいのはエレーンです。
ネットで検索したところ、吉本の公式プロフィールに記載が無かった*1ので劇場のホームページから無理やり引っ張ってきました。
私には、時々一緒にライブに行く男友達がいます。吉本以外の事務所も網羅した膨大な知識を持ち、賞レースの予選に通い、芸人さんの画像をLINEのアイコンにし、私物の腕時計もライセンスの番組とコラボしたもの、などなど私以上の筋金っぷりで、他の人にはできないようなコアな話ができる貴重な相手です。
彼とライブ前にわなか*2で食事をしている時、「今一番来ている芸人さんは誰?」と尋ねたところ、教えてもらったのがエレーンでした。この人が言うならば間違いないと思って動画を調べたのが、エレーンを見るようになったきっかけです。
漫才のテーマが「SMAPのフォーメーション」のため、ジャニオタさんは単なる漫才としてだけでなく、一資料としても楽しめると思います。ぜひ再生していただけると嬉しいです。
<おまけ>
141128(金) サンシャイン(エレーンのカバー) - YouTube
ライブの企画でサンシャインという漫才師がカバーしたときのものも載せておきます。
アドリブかもしれませんが、本家よりもジャニーズの説明が詳しくなっています。途中から思いっきり内輪ネタになりますが「こんな芸人がいるのか」と思ってください。
これをきっかけに興味を持っていただけば幸いです。また、「この人もジャニーズのネタしてたよ!」という芸人さんがいれば教えていただきたいです。
ある策士の話 ~よしもと男前ランキング2015~
正直この話を書こうか迷ったのですが、書かなければこの半年間のワクワクが無駄になるので書くことにしました。
すでにご存知の方も多いかもしれませんが、先日こんなものが発表されました。
パンサー向井が男前1位、村本は僅差で敗れ、春菜ぶちゃいく殿堂入り - お笑いナタリー
毎年行われるこのランキングは、文字通り吉本芸人の中で誰が一番男前そしてブサイクであるかを決めるものです。一般的には男前とブサイクの2部門しか知られていませんが、近年は他にも様々な部門が設定されており、ファンの方が思い思いに投票をして年に一度のお祭りを楽しんでいます。
今年は男前ランキングをパンサー向井さん、ブサイクランキングをシソンヌ長谷川さんが勝ち取るという結果で幕を閉じました。同期*1のW受賞には大変驚きました。ですが今回私が述べたいのは、1位のお二人についてではありません。男前ランキングで10位に入賞した方です。その人は名前を小林良行と言います。「よっちゃん」という愛称で親しまれているのでこの記事でもそう書くことにしますが、今回はこのよっちゃんという人物と、その裏にいたある一人の策士についてお話しさせて下さい。
よっちゃんは漫才師です。ランパンプスというコンビで活動しています。(写真右側)
【東京吉本NSC16期生】 イケメン芸人 ランパンプス - NAVER まとめ
私が彼を認識したのは2012年。よしもと無限大ホール*2で行われた「無限大総選挙」という人気投票でした。所詮は吉本の気まぐれな企画だったのですが、基本的にコンビ推しであるお笑いクラスタの間で「個人に投票する」ということが話題になりました。ここでよっちゃんは当時2年目にも関わらず、人気芸人を押しのけて*3突如15位に躍り出ます。これを期に私はランパンプスを知り、「かわいこちゃんのよっちゃんとそれを溺愛する寺内さん」というコンセプトを軸にして作られたネタやトークの面白さにハマっていきました。
しかし私は後に、この総選挙の裏にある作戦があったと知ります。仕掛けたのは、相方の寺内さんでした。
相方の寺内さんは東京学芸大学を卒業し、小学校から高校までの教員免許を全て持っているインテリ理系男子です。小林さんを「よっちゃん」と呼んでかわいいイメージをつけ、そこから漫才のコンセプトを作ったまさにランパンプスの策士でした。彼は総選挙を利用して、自分たちよりも上の世代の芸人さんやそのファンの方に名前を覚えてもらうことを画策します。そのため、寺内さんは自分への投票をせずその分の票を全てよっちゃんに回すように呼びかけました。
ご提案 - ランパンプス寺内ゆうきの「カワイコちゃん連れてきましたよー!」 - Yahoo!ブログ
(本当は一番初めに寺内さんがその作戦を書いた記事を探したかったのですが、見つからないので中間発表時のものを載せておきます。)
こうして一躍「期待の新人」となったその年の冬、2013年度の男前ランキングの投票が開始されると、ここでも寺内さんは熱心な宣伝活動を始めました。
よしもと男前ランキングの投票が始まりました。 ランパンプスは比例代表制を適用し、よっちゃんへの投票しか受け付けておりません。みなさまランパンプス小林に清き10票お願いします。 投票は最寄りの劇場、ハガキ、webからうまいことお願いします。 http://t.co/HwCDOwFf
— ランパンプス 寺内 ゆうき (@TRce_tera) 2012, 12月 3
よしもと男前ランキングに投票する際、投票相手を選ぶ方法は2パターンに分かれます。
- 単純に顔で選ぶ ←誰を応援しているか関係なくイケメンだと思う人に入れる。
- 自分の応援している芸人さんに入れる ←ランキングの上位に入れば世間から注目されるので。
つまり1と2の両方の票を得た人がランキングの上位に行く訳です。しかし1の方法で投票する人は「ランパンプスは好きだけど他の芸人さんに入れる」可能性が出てきます。事実、私もよっちゃんは男前だとは思っていません*4。そこで寺内さんは2を意識させることにより、票が逃げることを防ぎました。
ジャニーズに例えるならば、「ジャニーズ楽曲大賞の自担部門はうちのセンターに入れてくれ」と、自分の担当がお願いしているような状況です。もし現実にそんなことが起きたらジャニオタさんはどうするのでしょうか。
本題に戻ります。
結果、よっちゃんは2013年度の男前ランキングで14位、翌年には13位にランクインしました。
(2013年度入賞直後の漫才)
こうなると他の若手芸人さんも、男前ランキングでの入賞が注目を浴びることに繋がると気づきます。今年のランキングの投票時期、イケメン枠の若手芸人さんはこぞって投票を呼びかけ、お客さんも1の方法ではなく2の方法を使う割合が増し、複数回投票が多くなりました*5。デニスの松下さん*6に至っては、票を集めるためにTwitterでバーチャルデートなるものを行っていました。
そんな頃、ブログが更新されました。
なんだか - ランパンプス寺内ゆうきの「カワイコちゃん連れてきましたよー!」 - Yahoo!ブログ
よっちゃんが狙うのは、
男前ランキング
ヘアスタイルかっこいい
眼鏡が似合う
スニーカーが似合う
肌がきれい
です。
全部当てはまるでしょ?だからこの5部門全部に入れてもらえれば。ちなみに、僕に入れないでください。その理由は去年一昨年あたりの僕のブログを参照してください。僕に入れないでください。僕にどうしても入れたい場合は、抱かれたい芸人とスーツの似合う芸人でお願いします。
寺内さんは男前ランキングに付随しているほかの部門に目をつけた訳です。
前年に公開された若手芸人だより(Myojo一万字インタビューのようなもの)で寺内さんはこれまでの策について全て語っていたので、次はどう出るのか私は気になっていました。そしてブログを読み、笑いました。自分は驚くと笑ってしまうという謎の癖があるのですがこのときは悪役みたいに笑っていました。なぜならこう来ることは全く予想していなかったからです。これだから大好きなんだ、とワクワクが一気に高まりました。
ならば乗っかってやろうではないか。
私は寺内さんの指示通りの投票をしました。
こうして先日発表されたランキングで、よっちゃんは男前部門10位にランクインしました。
結果が発表されると同時に記念本も発売されます。
Amazon.co.jp: よしもと男前ブサイク芸人グランプリ 2015 (ヨシモトブックス) (ワニムックシリーズ 217): 本
この本には10位までの入賞者のグラビアとインタビューが掲載され、私もそれを目当てに購入しました。
以前Twitterで呟いたのですが、現在お笑い専門雑誌は全て廃刊になっており、ファンの醍醐味である紙媒体の収集が難しい状況にあります。それこそジャニーズにハマった際「雑誌がある…!」と驚きました。
つまりよっちゃんは初めての大々的な紙面掲載を勝ち取ったのでした。
その他の部門の結果は以下の通りです。
よっちゃん:スニーカーが似合う芸人4位、ヘアスタイルが男前な芸人4位、肌が綺麗な芸人5位
寺内さん:メガネが似合う芸人10位、スーツが似合う芸人3位、抱かれたい芸人2位
抱かれたいに至っては2位という結果になり、寺内さんの目標はすべて達成されました*7。
こうなると次に期待するのは寺内さんの感想です。自分の作戦が全てうまくいったことについてどう分析するのか、私は楽しみで仕方ありませんでした。
ところが、寺内さんのリアクションはこれだけでした。
よしもと抱かれたい芸人ランキング2015年2位のランパンプス寺内です。 投票してくださった皆さん全員抱きたいと思います。よろしくお願いします。 とりあえず今は一人でTV見ながらビール飲んでます。 今欲しいものは冷酒を一緒に啜ってくれる年下の着物に割烹着が似合う童顔の女性です。
— ランパンプス 寺内 ゆうき (@TRce_tera) 2015, 3月 4
よっちゃんに至ってはノーコメント。これには驚きましたが、すぐに理由が思い浮かびました。
男前ランキングの投票受付が始まった少し後の昨年末、ランパンプスは路線転換を行ったからです。これに関しては長くなるので「ライセンスが一枚噛んでいる」ということだけ言及しておきます*8。金髪だったよっちゃんは黒髪になり、かわいこちゃんではなくなりました。2人が結果について話さないということは、今までほど男前ランキングが必要でなくなったのかもしれません。
今までの路線が好きだっただけにこの改革には驚きましたが、まだ策があったのかと嬉しくなりました。そして、この策士はいったい何を考えているのだろうとさらに興味を持つようになりました。
実のところ現在、私のお笑いを追いかけるモチベーションはかなり下がっています。先に述べた黄金期世代の解散・引退が近年増えてきており、あの黄金期ですらだめならば今の人たちはどうなるのだろうと思ってしまうからです。JUMPにハマった事も挙げられます。好きになった最初の数週間は、お笑い沼から足を洗う時がついに来たのかもしれないと考えていました。
それでも私はいまだにお笑いファンを辞めていません。ブログを始めても結局お笑いのことばかりですし、ジャニーズとお笑いを同時並行で追っかけるというますますヤバい状況になっています。私があのジャンルから上がることは無理だと気づきました。それはこれからランパンプスがどうなるか気になるから。
新生「M-1グランプリ」今冬開催へ向け準備、ABCが発表 - お笑いナタリー
私は策士の策がいったいどこまで通用するのか、もうしばらく見届けようと思います。
バレーボールユニットと賞レース
昨日のブログでゼウスに井上さんが出てくれたら良いなということを書いていたのですが、本当に当たりました。
さあ、神の啓示(出演者発表)だ! (遅れてしまい本当にすいませんでした) この写真の男もゼウスに参戦する… どうだ、驚いたか? #ゼウス #芸人軍もよろしく @inoueyusuke pic.twitter.com/8O7p5KKGrH
— ゼウス@4月9日TBSで放送 (@zeus_tbs) 2015, 3月 1
「ナルシスト」というキーワードが出た時点でもしやとは思ったのですが、発表されたときは大変驚きました。ジャニーズ軍VS芸人軍の対決であれば、当然芸人軍も盛りだくさんでなければ面白くないと思っていたので、井上さんの出演は本当に嬉しいです。ますます放送が楽しみになりました(そして井上さんお誕生日おめでとうございます!)。
近況報告としましては、ジャニーズについて呟くTwitterアカウントを作成しました。
特撮英語垢をJUMP垢にしました。ついにやってしまった。
— 七那(NANA) (@n7yade) 2015, 3月 1
@katananaという、いろいろなことを呟くアカウントは何年も前から持っていたのでそちらで呟いても良かったのですが、芸人さんにフォローされている上*1、自由に呟ける場所が欲しかったので作ってしまいました。もし宜しければそちらで絡んでいただけると大変嬉しいです。
早速調子に乗っていろいろ呟いております。
私が最近ジャニーズに逃げてるのはお笑いの閉塞感がかなりヤバいって事に気づいたからなんだけど、Jr.も大変そう。せめて芸能界のトップに君臨するジャニーズは豊かであって欲しい。
— 七那(NANA) (@n7yade) 2015, 3月 2
バレーボールユニットについてです。セクゾが「スペシャルナビゲーター」なので、「サポーター」として新しいユニットが出るということも考えられる話なのですが、「ある」と思い込んでいたものがなくなったときの衝撃の大きさを感じさせられる出来事でした。これってお笑いに例えるならばTHE MANZAIやキングオブコントがなくなるようなものなんですかね。番組の減少に伴い、売れる唯一のきっかけ*2となったのがお笑いでいうところの賞レースであり、ジャニーズでいうところのバレーボールなのかなと思いました。
賞レース、特にTHE MANZAIとキングオブコントの時期のお笑いクラスタはとても荒れます。なぜなら閉塞感漂うお笑い界の中で賞レースは一大イベントであり、そして人間の人生が大きく変わる出来事だからです。ですから納得がいかない結果のときは文句を言いまくることもあり、結構殺伐としています。それでも決勝の生中継が始まるとみんな画面に食らいつき、気になる芸人さんがいればフォロワーさんに教えてもらい、そして優勝者には祝福を送る。放送が終わると「今年も良いものを見た。これからも芸人さんを応援しよう」と思って眠りにつくのです。
私はつい最近ジャニーズにはまったばかりですからバレーボールユニットに関しては全くの無知ですが、おそらくジャニオタさんも賞レースのときみたいなドキドキと、ファンの方と盛り上がる一体感を求めているのではないかなと推測しました。
まだまだ続報が来る可能性も多いにあり、これ以上不確かな話を書くのは止めにしておきますが、せっかくジャニーズを好きになったのだから、願わくば私もその一体感を味わってみたいものだなと思います。