広く浅くで大惨事

ジャニーズとお笑いと特撮とプロレスの4ジャンルを兼任していたらこんなことになりました

勝利のイマジネーション

JUMPってトッキュウジャーに似てるかもしれない。
こんばんは。今日は朝の戦隊ヒーローである烈車戦隊トッキュウジャーの最終回でした。素敵な物語の終着駅が見れて良かった。
作品自体の感想はTwitterに呟き倒したので、ここではトッキュウジャーとJUMPを絡めて考えてみることにします。
概要についてはこちら

烈車戦隊トッキュウジャー - Wikipedia


※以下の文章には、トッキュウジャーのネタバレが盛大に含まれています



まずJUMPがトッキュウジャーと似てるなあと思ったのはわちゃわちゃ感です。楽曲のメイキングを見てた時、あれこれどこかで見たことあるなと思ったらトッキュウジャーでした。JUMPが仲が良すぎてもっと喧嘩しろと怒られたというエピソードを聞いて益々そう思いました。トッキュウジャーは全員が同級生なのでも年齢差のあるJUMPとはメンバー一人一人の関係性がやや異なると思いますが、全体のほんわかした雰囲気がそっくりだな思いました。
とはいえトッキュウジャーも全員が全員に同じ距離を持っている訳ではなく、組み合わせによってはかなり気まずい場面がきっちり描かれています。それこそヒカリに怯えるカグラとか、ヒカリとトカッチという正反対のコンビとか。*1その気まずい組み合わせが徐々に打ち解けていく様子は、性格はトッキュウジャーのキャラと被らないものの、JUMPでいうゆとやま*2やいの *3 たかに通じる所があります。そういやトカッチってとりんとりんを足して二で割った感じかも。

トッキュウジャーはメンバーが記憶喪失だったり故郷が消えてたりと何気に設定がエグいものの、全体がバチバチすることは最終回間際までありませんでした。ナパーム*4使ったことないと聞いて嘘だろと思った。
JUMPについてのブログを読んでいると「温室」という言葉を目にしました。
この温室っぽさが人によっては駄目なのかなーと両方の作品に感じました。小さくまとまりすぎというか。
とはいえトッキュウジャーの場合、その原因はメンバーの正体が大人に姿を変えられた子供だったからですが(唐突にぶっこんでみる)物語が進むにつれ彼らが成長して行き、逆に子供に戻れなくなるという問題が浮上します。
この点も現在のJUMPみたいだなと思いました。ド新規すぎてコメントできる立場ではないことは自覚していますが、smartのレポを読むと彼らは子供の自分たちと大人になった自分たちにどう折り合いをつけようか模索している印象を受けました。
結局トッキュウジャーは元の姿に戻ることよりも成長していくことを選びました。それは彼らも同じだと思います。

最終回でトッキュウジャーは自分たちの故郷を取り戻し、子供の姿に戻ることができました。エンディング、彼らの前に大人の姿をした自分達が現れます。そして彼らは互いにハイタッチ。私は号泣。
ジャニーズって夢を魅せる仕事だからこそ、その裏にある現実に直面させられるんだろうなと想像しています。
そして彼らはそんな状況に幼い頃から身を置いている。
もちろん現実にはこんな事ありえませんが、そうであるからこそJUMPのメンバーもいつか子供の頃の自分達とハイタッチができる日が来れば良いなと願ってしまいました。

トッキュウジャーの決めゼリフは「見えた!勝利のイマジネーション!」です。トッキュウジャーにおいて想像力、つまりイマジネーションは戦闘力であり、彼らはそれを使って戦いました。つまり彼らが自身の勝利をイメージできることが戦闘で勝つことを意味します。
だから、だからこそ私はイメージしてしまうのです。
JUMPに勝利のイマジネーションが見える日も、そう遠くないという事を。

*1:大体ヒカリ絡みということは置いておこう

*2:山田氏はゼットをやってほしい。闇の皇帝なのにキラキラを求める役は似合う

*3:いのおちゃんは鎧武のプロフェッサー凌馬だと思っている

*4:特撮で使われる火薬。爆発するととんでもない火柱が上る