在宅勤務中に家をZoomで見せようとする家族には今ちゃんの「実は・・・」の千鳥の話をすると良い(ただし関西人のみ)
父親が在宅勤務になったのだが、案の定問題が発生した。
具体的には「家に下痢の音が響き渡って私が在宅できそうにない」などが挙げられるが、一番困っているのは、父がビデオ会議の時にあまりにも体面に意識を払わないことだ。
部下相手だからと言ってボロボロの社内運動会のTシャツを着る。
Zoom 飲みを始める前の回線チェックだと言って、勝手にぐちゃぐちゃのリビングで友達にビデオ通話をする。
私が通話中にやむを得ず話しかけたら、カメラに私を写そうとする(すっぴんです)。
おそらくこれらの問題に共通するのは「本人は気にしていないので、家族が気を付けてほしいと言ってもそれが伝わらないこと」だ。
だが、そんな我が父に対して、こちらの申し出が伝わった方法があった。
それは「今回の行為は今ちゃんの「実は・・・」で勝手に千鳥を連れて帰るのと同じくらい迷惑」と伝えることだ。マジで効果てきめんだ。
かつて朝日放送の今ちゃんの「実は・・・」*1には、千鳥が京橋の飲み屋にいるサラリーマンに突撃取材をし、こっそり家に連れて帰ってもらって奥様に手料理をふるまってもらうという企画があった。
開始当初は千鳥と京橋のクセの強い泥酔したおじさんとのマリアージュが爆発的な面白さを生み出し、一躍名物企画になったのだが、人気が出たがゆえに関西の主婦層からとてつもない怒りをかうことになった。
そりゃあそうだ。家で寝ているところに、突然泥酔した旦那が千鳥と人気番組のテレビクルーを引き連れて帰ってくるのだ。当然家はぐちゃぐちゃだし、自分はすっぴんパジャマ姿。その状況で旦那は千鳥に手料理を出せと言う。
あまりにも奥様にとって失礼な状況のオンパレードであったため、その後関西の奥様方は「何があっても千鳥を家に連れて帰ってくるな」という厳命を旦那に出し、以後千鳥のロケ企画は大半がお蔵入りになり、打ち切られた。ちなみに企画が打ち切られる間近は、千鳥を連れ帰ることを承諾する夫はいるが、いざ玄関前に着くと奥様から「とてつもない大カミナリが落ちた」とノブさんは語っていた。
先に書いた在宅の不満と、この千鳥の話は「家長はノリノリだが、他の家族は汚い家が写されて嫌」という点で共通する。
従って、どんなに能天気な関西のおっちゃんであっても、「千鳥のロケ企画と同じくらいに迷惑」と言えば、自分は気にしない状況でも他の家族にとっては気に障るものであるということが理解してもらえるのだ。
もし私の他にこの問題に直面している方がいれば、ぜひ試してほしい。
ただし番組を見ている関西人にしか効かないけどな!
お題「#おうち時間」