嵐のワクワク学校に入学できなかったので『おっかけ!』を読み返してみた
Hey!Say!JUMPのファンになってから約5ヶ月。私は「現場デビュー」を切実に求めていた。そんな時に発表されたのが「嵐のワクワク学校」だ。JUMPのメンバーは生徒として参加するという。私は即座に入学を志望した。
心強かったのはワクワクの申し込み方法だ。ジャニーズ初心者である私はコンサートの申し込みをする際、振込用紙に大変戸惑った。だが今回はぴあだ。ぴあとは何年もの間お付き合いをしてきた。吉本のチケット販売サイト「チケットよしもと」が以前ぴあと提携していたからだ。兼オタのスキルが火を噴いた。私は現場デビューを確信していた。
ところがどっこい、一次も二次も制作開放席もすべて落ちてしまったのである。手元に残ったのは「先般お申し込みいただきましたチケットにつきまして、厳正なる抽選の結果、残念ながらチケットをご用意することができませんでした」というメールだけだった。
夢破れた私は本棚から「おっかけ!」を取り出した。
『おっかけ!』とは、元バンギャル*1で現在はテニモン*2などをされている竹内佐千子先生が様々なジャンルのおっかけを取材した実録漫画であり、私はこの本が発売されるとすぐに購入していた。巻末に御茶ノ水男子*3へのインタビューが載っていたからだ。
私はこの漫画が二章にわたり嵐について取り上げていたことを思い出した。タイトルは「思い出ずっとずっと忘れないドーム仕事ができなくなっても」と「OKKAKE’S LIFE止まらない突き抜けた欲望を持っている」。
前章では魔王をきっかけに嵐にはまった竹内先生がコンサートの東京公演に申し込み、なぜか札幌公演に参戦することになった話が描かれている。
バンギャのときはとにかくライブが多いし激しいのが大変で
テニミュは人数が多いのが大変で
嵐はとにかくチケットが取れない
私が 初めて読んだ時は「やっぱり嵐って人気なんやなあ」くらいにしか思っていなかった。嵐が人気なことくらい誰だって知っている。しかしワクワクに落ちた今、この言葉の意味を初めて理解した。嵐はとにかくチケットが取れない。
続く「OKKAKE'S LIFE~」では嵐ファン生活について語られていた。ちなみに私がジャニーズにはまる前から「○○担」「オリキ」「イッピ袋」などの言葉を知っていたのはこの章が原因だ。ゲストスピーカーとして登場していたのは、竹内先生のお知り合いである櫻井担の漫画家さん。竹内先生の周りには本当にキャラが濃い方が多く、『花より女子』というお友達についての本が出ているくらいだ。私はもちろんそれも購入済みであるのだが、内容が内容なため家族に見つからない場所に隠している。そういう訳で当然この櫻井担さんも凄く、改めて読み返してみると「私はこんな方々を相手にチケット戦争をしていたのか……」と、愕然とせずにはいられなかった。
確かに私はいろんなジャンルのオタクを何年もやっている。だから今まで沢山ライブに行っているしチケット業務にも慣れっこだ。だけどそれらと嵐では、動員数が桁違いだということをすっかり忘れていた。他のジャンルで積み重ねてきた経験など、嵐の前では何の役にも立たなかったのだ。
長々と大層な記事を書いてしまったが、要は「やっぱり嵐はすごかった」と言いたかっただけである。落選したのは残念だけど、みなさんのレポを読むだけでもニヤニヤが止まらないし、らじらーは面白かった。あとはワイドショーで公演の様子が流れることを楽しみにしようと思う。
入学される皆様がワクワクしたスクールライフを送れますように!